12 Tsuhiya Large

 5期生 土屋 重人
 インターンシップ国 / タイ

 

体験記

<このプログラムに参加して学んだこと>

新ビジネス開発における着眼点、アジアでビジネスを行う上での各国の歴史・文化的背景のほか宗教やビジネス慣習的な留意点について座学とインターンを通じた経験の両方から学びました。また、英会話やプレゼン、パワポ等の実務的スキルも一年間を通じて数多く実践することで必然的に向上し、今では英語でのプレゼンに対する不安や抵抗といったものが全く無くなくなりました。インターンでは、タイのセブンイレブン運営会社で日本のコンビニの商品やサービスを紹介するとともにタイの食文化や食に関する嗜好、顧客プロファイルに基づくマーケット調査を実施し、タイのコンビニでどのような新商品、新サービスが展開できるかについて研究を行いました。インターンを通じてタイ人と日本人の仕事面や生活面における価値観の違い(家族観、労働意識、時間感覚等)を肌で感じたほか、インターン先をはじめ国内外に多くの人的コネクションを作れたことも本プログラムから得られた財産です。その上、同僚が全てタイ人という環境の中でインターンを行うことでタイ語も日常会話レベルまで上達させることができました

<今の仕事にどう役に立っているか>
4月より企業の海外進出のアドバイザリーや市場調査等を行う国際関連部署へ配属となりタイ、ラオス、カンボジアを担当しています。各国の歴史や文化、ビジネス環境等は現在の業務上においては最低限知っておくべき背景知識であり、既にModule1を通じて学んだことで比較的容易に業務を立ち上げられています。また、実際にタイのローカル企業で働いた6ヶ月のインターンシップは他の人にはない自分独自の経験であり、実体験に基づいた説得力のあるアドバイスや情報提供ができると思います。そのほか、ABLで全般的な英語スキルを向上できたことで、英語での情報収集やコミュニケーションをスムーズに行えるようになったことは現在の仕事でも役立っています。さらには、銀行に長く勤めていると外部に目が行きにくくなり視野が狭くなってしまうという危機感が以前よりあったので、今回ABLを通じて銀行とは全く異なる小売業界でインターンをできたことはとても貴重な経験になったと思います。特に顧客のニーズが目まぐるしく変わっていく小売業界ではいかに市場のトレンドや顧客ニーズを捉えて商品やサービスを変えていくかということを非常に重視しており、マーケティングという面で学ぶべきことがたくさんありました。

<これからの研究員へメッセージ>

ABLは単に英語やアジアビジネスについて学ぶだけでなく様々な人々に出会う機会を与えてくれます。その多くは外国人で英語が共通言語となってくるので、本プログラムを通じて自身の人的ネットワークを広げていく上で英語の重要性を改めて感じるだろうと思います。Module0ではたった6週間の英語学習ですのですぐに話せるレベルまで英語力が伸びるわけではありませんが、英語漬けの毎日を過ごすことで英語に対する抵抗感はほとんどなくなりました。Module0では自身の英語能力に対する危機感や更なる勉強の必要性をどれだけ真剣に感じられるか、そして英語上達のために何をしなければならないかを明確に認識できるかがその後10ヶ月の取り組み姿勢に影響すると思います。Module1では授業やプレゼンでインタラクティブな英会話能力が求められてきますが、これらを練習の場だと思って取り組むことでインターン先でのコミュニケーションやプレゼンには全く問題なく自信を持って行うことができました。また、何よりABLで共に学んだ研究生同士のネットワークは大変貴重で自分の財産になると思います。他社の方々とこんなに深く関われる機会はほとんどないと思うので、是非お互いに良い関係を作って最高の1年にしてください。

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