03 Kataoka

 6期生 片岡 祐太
 インターンシップ国 / フィリピン

 

体験記

<このプログラムに参加して学んだこと>

私はフィリピンの鉄道事業者でインターンシップを行いました。フィリピン、特にマニラでは想像をはるかに超えた交通渋滞が深刻化しており、鉄道をはじめとした交通インフラ整備が強く望まれています。その中で、いかに安定した鉄道輸送を提供するか、どうすればもっと良くなるか、彼らは真剣に取り組んでおり、こうした情熱は万国共通なのだと感じました。一方、現地で重要視される要素は日本と違っており、ビジネスを行ううえでは、日本式をそのまま輸出するのでなく、現地ニーズにカスタマイズすることが重要です。そして、実現のためには、現地の文化や歴史といった部分まで、幅広く知ることが大事だと気づきました。

<今の仕事にどう役に立っているか>

近年のインバウンド需要の高まりや、各国での鉄道建設の広がりもあり、日本の鉄道ビジネスの視察を望まれる方々は多くなっています。そうした海外からの視察を受け入れる業務も担っており、視察をコーディネートするにあたり、ABLを通じて得た語学力や様々な知識が役立っています。将来は、日本の鉄道を海外にもっと広げ、各国の発展に少しでも寄与できるようにするにはどうすればよいか、そうしたプロジェクトを企画できればと考えています。

<これからの研究員へメッセージ>

ABLは海外での駐在員とも違い、特別な経験ができるプログラムだと思います。Module1では、短期間に、様々な講師陣から様々な内容の講義を受けることができ、自分の知識を広げる素晴らしいきっかけになります。また、インターンシップでは、日本企業の一員ではなく、現地企業の一員として参加しますので、自分自身で考え抜きやり抜く力が身につくと思います。1年は思っているよりも短いと思います。その中で、自分として何を得たいかしっかりとした目標をもって学び、楽しんでください。

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